ベルリン日独センター
あけましておめでとうございます。ベルリン日独センターは2014年度も科学・政治・経済・社会分野を牽引する若手リーダーがネットワークを構築できる出会いの場を積極的に提供し、また、相手国に興味のある日独の一般市民間の交流、特に若い世代の交流を目指して事業を実施してまいります。多数の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
学術交流事業
昨年11月22日から24日まで、ドイツにおける現代日本に関する研究振興会「現代日本社会科学学会」と共催で同学会の年次学会を開催いたしました。テーマは「日本における社会的不平等」で、日独のみならず欧州の近隣諸国からも多数の参加を得、様々な角度からテーマを分析する講演と、教育、文化、メディア、政治学、社会学、都市・地域研究および経済研究といった分野ごとの専門部会における研究発表を通じて、研究者間の交流が深まりました。
12月12日には日独シンポジウム「カルチュラル・コミュニケーション――新しい時代のコミュニケーションツールと国際文化交流の今後」を国際交流基金と共に開催いたしました。近年ソーシャルメディアをはじめとする新しいコミュニケーションツールが開発され全世界で利用されていますが、それが国のイメージ形成や社会・マスメディアのあり方に与える影響について、集まった約100人の有識者が比較・検証し、加えて、ソーシャルメディアを用いた国際文化交流への市民参画の可能性について、さらには未来の社会や国際文化交流のあり方について活発に議論しました。
交流事業
11月24日から12月7日にかけてドイツ連邦家庭高齢者女性青少年省(BMFSFJ)の研修プログラム「日独青少年指導者セミナー」に参加する日本代表団18名がドイツを訪問しました。ベルリン日独センターはその半数9名のドイツ滞在プログラムの企画運営を委託されていますが、今回は児童指導員や心理療法士などの専門家が「青少年の保護・育成――児童保護とインターネット依存」をテーマにドイツの施設を訪れ、ドイツにおける青少年教育と福祉の現状を視察しました。
語学事業
ベルリン日独センターでは昨年に引き続き、ケルン日本文化会館と共に語学メッセ「Expolingua」に出展いたしました。ベルリンの中心地ミッテで3日間にわたって開催されるメッセには、語学や留学に興味のある若者1万2000人以上が集まり大変な賑わいでした。2014年1月20日には、弊センターの日本語講座の新学期が始まりました。統合的アプローチによる独自の教育法を用いる授業で、受講者は楽しくかつ積極的に学んでいます。
文化系事業
2013年12月20日にはYoung Asian Chamber Orchestra Berlin(YACOB)のクリスマスコンサート、2014年1月10日にはアンサンブル「バロッキアーナ」による「16世紀の器楽音楽」と題した新春コンサートを開催し、両日とも200席のホールが満席となる大盛況に終わりました。2月17日より写真家デルフィーヌ・パロディ=ナガオカ氏と作家多和田葉子氏の二人展「Out of Sight.」を開催いたします。福島で生きる人々を写し、綴った展覧会です。会期は3月28日までですので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。
Japanisch-Deutsches Zentrum Berlin
Saargemünder Strasse 2, 14195 Berlin
Tel.: 030-839 07 0 Fax: 030- 839 07 220
ホームページ:www.jdzb.de Eメール: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。(代表)
ベルリン日独センター副事務総長 坂戸 勝
ケルン日本文化会館
2014年2月-4月の催し物ご案内
3月7日(金)~5月10日(土) 日独対話展(中谷ミチコ/ダニエラ・ホーフェラー)
中谷ミチコ氏とダニエラ・ホーフェラー氏による日独のコラボレーション展。「増殖する反復 通り行く思考」と題し、アートを介して人々の思考を表現します。オープニング・イベントは、3月7日(金)19:00。詳細は、当館HPをご覧ください。
3月11日(火)~7月31日(木) 写真展「生きる Post-TSUNAMI」
東日本大震災の発生からの1年、被災地が復興していく様子を記録し、人々が悲しみを乗り越え逞しく生きていく姿を発信する写真展。公益社団法人日本写真家協会との共催により、デュースブルク・エッセン大学に巡回します。詳細は、当館HPをご覧ください。
3月10日(月)~4月28日(月) コメディー映画特集
当館フィルムライブラリーから、新着作品「しあわせのパン(2012年)」のほか、「男はつらいよ 純情編」など計10作品のコメディー映画を上映します。詳細は、当館HPをご覧ください。
3月15日(土)~16日(日)日本語ワークショップ(ライプツィヒ図書展)
3月13日から16日にかけて開催される「ライプツィヒ図書展」において、日本語ワークショップ「アニメ・マンガの日本語」を開催します。詳細は、当館HPをご覧ください。
3月26日(水)19:00~ ピアノの夕べ:日本
マルティン・フォン‐デア‐ハイト氏によるピアノコンサート。「日本」をテーマに、細川俊夫氏、ケルン在住の川上法子氏のほか、日本人作曲家による楽曲を中心に演奏します。詳細は、当館HPをご覧ください。
「日本語講座【有料】」
国際交流基金による日本語教授法のメソッドを生かした日本語講座です。土曜日にも受講することができます。ケルン近郊在住のドイツ人におすすめいただければ幸いです。
[本コース]
2014年の夏コースは、3月31日に開講します。詳細は、当館HPをご覧ください。
[入門体験講座]【土曜日10:30-12:00】
入門者を対象にした講座です。
2月22日「あいさつ・自己紹介」、3月8日「数字・時間」、15日「買い物」、22日「日本の文字」、29日「趣味」、4月5日「日本語と日本文化」、12日「あいさつ・自己紹介」、26日「家族」
[日本語しゃべりーれん]【土曜日14:00-16:00】
ドイツで日本語を学ぶ人が、気楽に日本人と日本語で話す機会を提供する場として、月1回、開催しています。ドイツの日本語学習者と日本語で話すことに関心のある日本人ボランティアを募集しております。
3月15日、4月12日
[文化体験講座]【土曜日14:00-16:00】
日本の伝統文化や年中行事のイベントなど、さまざまな日本文化を実際に体験し、日本をより深く理解していただくことができます。
3月8日「ひな祭り」、29日「茶道」、4月5日「手巻きとおにぎり」
[テーマ別講座]【土曜日14:00-16:00】
さまざまなテーマを通して日本語を学んでいただけます。
4月26日「アニメ・マンガの日本語」
[特別講座]【言語知識整理コース 18:45-20:45】
3月10日(月)、12日(水)、18日(火)、20日(木)
土曜日開館のお知らせ
当館は土曜日も原則10:00から17:00まで(図書館12:00-17:00)開館しております(日曜日は閉館)。イースターの閉館情報は、当館HPをご覧ください。
当館は無料駐車場完備、館内で行われる催し物は原則として無料です。皆様のお越しをお待ちしております。また、当館が共催・協力する全独各地の事業については、当館HPをご覧ください。ご希望の方には当館の催しをご案内するメールマガジンをお送りしますので、メールにて下記までお申し込みください。
Japanisches Kulturinstitut (The Japan Foundation)
Universitätsstrasse 98, 50674 Köln
Tel. : 0221-9405580 Fax : 0221-9405589
ホームページ:www.jki.de Eメール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。(代表)
国際交流基金ケルン日本文化会館 副館長 高羽 洋充