デュッセルドルフ日本クラブ会長
柳 川 勝 彦
本年7月24日に開催された運営委員会・臨時会員総会にて、5月末にデュッセルドルフより日本にご帰任された岡野前会長の後任会長としてご承認頂き、正式にデュッセルドルフ日本クラブ会長に就任致しました「柳川勝彦」です。
本クラブの運営に関しては、歴代会長、運営委員・副会長等の関係者の方々のご尽力を得て、「クラブ活動の充実」・「財務体質の改善」と言ったテーマに取り組んで居り、引き続き、これらのテーマを積極的に推進して行き度いと考えて居ります。また、同クラブ運営の透明性を更に向上させて行く事にも、取り組んで行きますので、会員の皆様方のご支援・ご協力を賜り度く、何卒宜しくお願い申し上げます。
自己紹介をさせて頂き、その後日本クラブの運営と有るべき姿を簡単に述べさせて頂きます。私は、1956年(昭和31年)兵庫県生まれ、1980年に三菱商事株式会社に入社し、約34年間、生活産業関連業務(繊維・資材・食料関連)を中心に担当して来ました。ここデュッセルドルフには、1998年2月から2004年3月末迄の6年2ヶ月間の駐在経験が有り、今回(2013年4月より)で2度目のデュッセルドルフ駐在と成ります。デュッセルドルフを第二の故郷として、色々な意味で大切な街で有ると思って居ります。
日本クラブは、今年で50年を迎えた歴史あるクラブで有ると同時に、ここデュッセルドルフにて生活する日本人社会の中心的存在で有り続けて来ただけで無く、地域コミュニティーとの融和にもしっかりと取り組み、日本とドイツの関係強化にも少なからず貢献してきた存在価値の高い組織だと理解して居ります。上記の通り、日本クラブが日本人社会の中心的存在で有り続きて来たのですが、会員の皆様にとっての「日本クラブの役割・期待」も時代の流れと共に徐々に変化していると言うのも事実だと認識して居ります。これらの点も踏まえ、会員の皆様のご意見・ご要望事項を頂き、日本クラブ運営責任者・事務局とも速やかに協議を行い、会員の皆様のご協力を得て、日本クラブの会則に沿い乍らも、可能な限りのアクションを取り、少しでも会員の皆様にとって有意義なクラブで有り続けて行ける様、最大限の努力をして行き度く考えて居ります。
他方、日本クラブの会則にも明記されている、日本クラブの活動に関して、少しコメントさせて頂きます。
① 日独市民の文化及び慣習の相互理解と友好の促進:
日本の文化・習慣に対するドイツの方々のご理解を深めて頂く為に、日本クラブ主催の記念行事・同好会の対外的活動が大きく寄与していますので、これらの活動は、今迄と同様に、支援をして行き度いと考えて居ります。また、日本国総領事館・日本商工会議所・日本人学校の関係者とのコミュニケーションを取り、相互理解の基、デュッセルドルフ地域社会との友好促進を進めて行き度いと考えています。
② 個人及び法人会員の生活・活動の本拠地である地域社会への貢献:
デュッセルドルフ市(地域)は、他国・他地域に無いレベルで、日本人を温かく迎え入れ、快適且つ安全な暮らしが出来る様な配慮をしてくれています。日本クラブ会員各位に置かれては、デュッセルドルフ地域・社会への感謝の気持ちを忘れず、より良い地域社会の形成に寄与して行く事も肝要かと考えて居ります。その為にも、日本クラブの会員の皆様が中心と成って、この地域のルールを理解・尊重の輪を広げて行く事が重要と考えています。
③ 会員間の親睦と互助:
この項目は、日本クラブの基本的な役割を明記していると考えます。上段にも述べました様に、日本クラブ設立以来50年が経ち、日本クラブに対する設立当初の役割期待と、昨今の役割期待が変化して来ていると思われますので、関係者の皆様のご意見を伺い乍ら、少しでも期待に沿える様に対応して行き度く考えています。
末筆と成りましたが、皆様方とご家族のご健康と今後の益々のご活躍、並びに、ここデュッセルドルフでの生活が有意義で有る事を祈念致します。