Ce校とのスポーツ交流
小学部6年担任 東方 広海
1月16日(月)、Cecilien Gymnasiumのスポーツ大会に参加しました。スポーツ大会の種目はドッジボールとサッカーです。
参加したある女子は、「ドッジボールは、日本とルールが違って戸惑ったけど、終盤は女の子も前に出て勝負していたので楽しかったです。ドイツの子どもたちは背も高く、ボールの威力がすごかったです。」また、ある男子は、「サッカーは相手の動きが良かった。もうちょっと自分自身が攻めたかった。もし、もう一度スポーツ交流があるならば、チームでしっかり練習をしたい。」と語っていました。素晴らしいプレーが出るたびに、拍手や歓声が挙がり、選手も観客も一体となって盛り上がっていました。
さて、本校とCecilien Gymnasiumは姉妹校として交流を続けています。来年度は、日本人学校チームとしてではなく、Cecilien Gymnasiumのチームの一員として日本人学校の児童が参加することで、より一層交流を深めていきたいと考えています。
第46回(仮)卒業証書授与式 ~飛翔~
中学部3年担任 二俣 明日香
1月10日(火)、中学部三年生(男子20名、女子11名)の仮卒業式が行われました。
静粛な雰囲気の中で行われた式では、義務教育を終え、自らの進路に向かって前進する決意を固めた生徒達の、堂々たる姿が見られました。平和はあたりまえではないこと、周りの人の意見を聞きながら行動することの大切さを学んだ修学旅行。仲間とぶつかることもあったからこそ、絆を深めることができた運動会。自分達で脚本を創作し、練習を指揮し、仲間と団結して何かを成し遂げることの大切さを訴えた学校祭での学年劇。
三年間の中学校生活の中で、多くの学校行事や日々の学習活動を経験する中で、生徒達は心身ともに大きく成長しました。これからも、周りで支えてくれている人への感謝の気持ちを忘れずに、大きく「飛翔」することを期待しています。
保護者の皆様方をはじめ、たくさんの方々のご協力をいただきましたことを、心より厚く御礼申し上げます。
中学部 百人一首大会
中学部付 山本 和央
「はい!」読み手の声を合図に静から動へと切り替わり、歓声やため息など、ひと時の余韻を味わった後、また静寂に包まれる。
1月17日火曜日に、中学部で百人一首大会が行われました。生徒たちは、授業の時間のみならず休み時間にも学級で協力して取り組み、本番では、学級や学年を超えて真剣勝負をしていました。
今年度は、学級から選ばれた4名の生徒を上級の部、他の生徒を一般の部としてそれぞれ二回戦まで戦った後、上級の部の上位6名による決勝戦を行いました。一般の部・上級の部ともに白熱し、数枚差で決着がつく戦いが多く見られました。また、上級の部による決勝戦では、決勝戦に参加する生徒を、他の生徒が一所懸命応援する姿が見られました。最終的には、一般の部・上級の部ともに、上位陣を二年生が占めるという結果になりましたが、各対戦の中で、古人の心を感じながら、学級や学年を超えて楽しく交流する良い機会となりました。
書き初め大会
小学部1年担任 田中 佑布子
今年も日本人学校では、書き初め大会が行われました。小学部1、2年生は硬筆作品、3年生以上は毛筆作品に取り組みます。学級で3名ずつ、優秀作品が選ばれるとあって、当日は、冬休み中の練習の成果を発揮すべく、どの子も緊張感をもって、書き初めに取り組んでいました。「書き直しができない」という、大きなプレッシャーの中、満足のいく文字を書けた子、悔しそうな表情を浮かべる子と、書き終えた後の表情は様々でしたが、真剣に取り組んだことで味わう、達成感も悔しさも、子どもたちの心をさらに成長させてくれます。その、子どもたちの成長の証を校舎内に展示し、たくさんの保護者の方に見ていただきました。書き初め大会を通して、集中力や根気強さを養うだけでなく、日本から遠く離れた、このドイツの地でも、書き初めのような日本古来の伝統文化に触れることで、日本の優れた文化・伝統を大切にする心も育ってほしいと願っています。