FORTUNA CORNER
得点不足解消で、勝ち点獲得へ。
後期リーグが再開してから5試合で2分3敗と苦しい展開が続いていたフォルトゥナの大きな問題点は得点不足だった。しかし、経験豊富なFWロウヴェン・へニングスへ絶大の信頼を寄せるフリードヘルム・フンケル監督は、「必ず得点は奪えるようになるし、全く心配していない」と、エースの起用を続ける。すると23節のアウェーVfLボーフム戦でエースが沈黙を破る一撃を決め、チームを勝利に導くことに成功する。するとチームはそこから勢いに乗り、ボーフム戦を含む3試合で合計6得点を挙げただけでなく、勝ち点7点(2勝1分)を獲得するなど、一気にスランプを抜け出し、素晴らしい形で代表ウィークを迎えることとなった。
アペルカンプ真大がU17-日本代表に選出!
今年のU17W杯へ出場するU17日本代表は、2017年3月17日から24日までアメリカ遠征を行ったが、この代表チームに、フォルトゥナU17チームに所属するアペルカンプ真大(16歳)が初招集されることとなった。フォルトゥナに加入して今季で2シーズン目となるアペルカンプは、日本生まれ日本育ちの日独ハーフ。ドイツ人である父の仕事の都合で1年半前に母国であるドイツへ移住し、練習参加を経てフォルトゥナU16チームへ入団することとなっていた。その後はメキメキと頭角を現し、現在ではU17チームでゲームキャプテンを務めるなど、当クラブのトップタレントの一人として将来が有望視されている。
今回はアメリカで多くのテストマッチを行い、主にサブチームでプレーすることが多かったアペルカンプだが、久しぶりの同年代の日本人選手たちとプレーしたことは、本人にとっても大きな刺激となった。多くの課題も見つかったが、それも含めて日の丸を背負うという特別な経験は、これからの彼のサッカー人生に大きく影響するものになったであろう。1週間の遠征から戻り、早速チームに合流したアペルカンプは、次のチャンスに呼んでもらえるよう、日々のトレーニングでアピールを続けていくことになる。
フォルトゥナの多くの選手が代表チームへ。
まずはトップチーム所属の4人選手が、各カテゴリーのドイツ代表に選出されている。ケヴィン・アクポグマ(U21代表)、エマニュエル・イヨハ、アリアニト・フェラティ(ともにU20代表)、グルカン・ギュル(U19代表)の4人は、アドラー(ドイツ代表のマーク)を胸にプレーすることになった。なお、アンダーソン・ルコクィもU20代表のリスト入りとなった。またイラス・ベブーはトーゴ代表としてエジプト代表とテストマッチを行ったほか、カーン・アイハンはトルコ代表としてフィンランド代表とモルダビア代表と対戦するために、代表チームへ合流し、更なる経験を積んでいる。
さらにフォルトゥナユースアカデミーからも4人の選手が年代別代表チームでプレーする機会を得ること。既出のアペルカンプ真大(U17日本代表)のほか、ジョシュア・ラース(U20オーストラリア代表)、カルロ・イゴール・マジッチ(U19クロアチア代表)、リノア・レクサ(U19コソボ代表)が、それぞれ母国代表のユニフォームを着て貴重な経験を積むことになった。また、ユリアス・フィン・ラウフはドイツU15代表候補キャンプのバックアップメンバー入りとなった。
今季終了までの日程が発表に。
DFL(ドイツプロサッカーリーグ)は、今シーズン最後までの日程を発表した。その他、最新ニュースやチケット情報なども含め、フォルトゥナに関する情報は日本語HP(http://japan.f95.de/)から。