日本人学校のページ

ロックダウン訓練
安全指導係 高野 裕大

児童生徒が徒歩で通学できる学校。当たり前のように聞こえますが、これは96施設ある在外教育施設の中では非常に珍しく、恵まれた環境のようです。とはいえ総領事館発出の情報を見ると、2019年7月の「ニーダーカッセル地区での邦人女性に対するつきまとい事案」「ケルン市内中央モスクに対する爆破予告」など身近なリスクを感じざるを得ません。
本校では児童生徒をこうしたリスクから守るために関係の在外公館から御指導もいただきながら「ロックダウン訓練」を行っております。これは不審者侵入時に各部屋を施錠して気配を消すことで、身を守るというものです。児童生徒は毎回真剣に取り組んでいますが、有事にはさらに柔軟な対応が求められます。どのような事態が発生しても落ち着いて自分の身を守ることができるような訓練を、今後とも重ねていきたいと思います。

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小学部2年生秋の遠足「ZOOM ERLEBNISWELT」
小学部2学年主任 笹川 良子

8月30日(金)にゲルゼンキルヘンの動物園「ZOOM ERLEBNISWELT」に行きました。事前学習では「デュッセルドルフ動物図鑑をつくろう」という目当てで取り組んできました。各自で調べたい動物を決め、図鑑や本でその動物を調べ、動物園に調べたことを確かめに行くという目的をもって当日を迎えました。
この動物園はとても広大で三つのエリアに分かれています。私たちはアフリカゾーンとアラスカゾーンを見学しました。アフリカゾーンでは楽しみにしていたボートに乗り、水辺でゆっくりくつろぐフラミンゴなどの動物を30分弱も楽しみました。アラスカゾーンでは、大小様々なアシカを見ることができました。まじかで泳いだり鳴いたりする姿は、子どもたちをアシカのプールにくぎ付けにするほどでした。
事後学習では見学したことを参考にしながら、オリジナルの図鑑を作ることができ、目的を明確にしながら楽しむことができた遠足となりました。

 

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小5宿泊学習「一歩前へ~楽しい宿泊学習に~」
小学部5学年担任 荻原 崇

7月4日(木)、雲一つない天気の中、ゲロルシュタインにある「GEROLSTEINER」の工場見学をしました。工場では、製品の試飲や製造過程の見学をしました。見学後、子どもたちからは「初めて炭酸水のおいしさに気づいた」という感想も出ました。昼食と2時間のトレッキングを経て、カッセルブルグで鷲のショーを見ました。ショーの最後には、翼を広げると2m近くあるハゲワシが2羽、子どもたちの頭上すれすれを飛び、その迫力に全員が大興奮でした。7月5日(金)、山間の町、モンシャウに行きました。班ごとに決めたテーマで自由行動をしながら、4か所のチェックポイントで出されるお題(一曲歌う、だじゃれを言う、など)に挑戦しました。マルクト広場では「ゆかいに歩けば」の合唱を披露し、ドイツ人から喝采を浴びました。初めての宿泊行事で課題もありましたが、愉しい思い出と豊かな経験ができた2日間でした。

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小学部6年 修学旅行
小学部6学年担任 山本 和央

7月10日(水)~12日(金)の3日間で、カッセル・ヴォルフスブルク・ゴスラーを訪れる修学旅行に行きました。カッセルでは、世界遺産の「水の芸術」の壮大さを感じました。ヴォルフスブルクではフォルクスワーゲンの工場を見学し、車ができあがっていく工程と、それを支える人々や機械について学びました。また、世界遺産であり、神聖ローマ帝国の皇帝が居留した街でもあるゴスラーでは、活動班ごとにフィールドワークを行いました。ゴスラーの街の発展を支えたランメルスベルク鉱山も訪れ、実際に使用されていた工具や、当時の人々の生活についても知ることができました。天気にも恵まれたこの2泊3日の旅は、ドイツの文化を理解するだけでなく、仲間とともに過ごした思い出の時間になりました。

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