べルリン日独センター
2021年2月~4月の事業予定のご連絡
パフォーマンス「『壁』と戯れる / Mauerspiel」(2020年12月16日開催)
収録動画の公開(YouTube)
共催:ケルン日本文化会館
振付家・ダンサー手塚夏子パフォーマンス「『壁』と戯れる/Mauerspiel」は日独の言語や文化の相違として立ちはだかる「壁」を乗り越えるのではなく、あえて「戯れてしまおう!」というスタンスで挑んだパフォーマンスです。ケルン日本文化会館に続いてベルリン日独センターの会場で披露されるはずでしたが、コロナ禍ロックダウンのために手塚氏が作品のコンセプトを新たに練り直し、2020年12月15日、16日の2回にわたりウェブ会議ツールを使用したインタラクティブな聴衆参加型パフォーマンスとして開催されました。ウェブ会議の利点としてドイツだけでなく日本からも多くの参加者を得、手塚氏と一緒に自分の分かる単語やその組み合わせを身体の動きを使って表現し、自分の分からない単語やその組み合わせは相手国の人のパフォーマンスから推察するという「壁との戯れ」が実現し、ユーモアあふれるインタラクションとなりました。12月16日開催のパフォーマンスおよび参加者からのQ&Aに応じたアーティストトークを収録・編集した動画をベルリン日独センターのユーチューブチャンネルにアップしましたので、ぜひご視聴ください。
リンクはこちら:https://www.youtube.com/channel/UC-xgCm_F4JaPon7osnhJ4Bw
3月4日(木)、5日(金)
オンライン日独会議
「ジェンダー平等の推進――北京宣言25周年、2030アジェンダ5周年」
協力:日本国外務省
1995年開催の第4回世界女性会議で採択された北京宣言の25周年記念事業として、また2015年に国連サミットにおいて採択された「2030アジェンダ」の17の持続可能な開発目標(SDGs)の5番目「ジェンダー平等を実現しよう」に関する過去5年の進捗状況を振り返る事業として、ベルリン日独センターは日独両国におけるジェンダー平等の現況を考察する会議を開催いたします。
首相交代はありましたが、女性の活躍を推進する戦略として安倍前政権が掲げた「ウーマノミクス」の達成度、ドイツの男女共同参画政策の現状などについて主に政治・経済の分野に焦点をあわせて討論します。さらに、国際社会においてジェンダー平等を推進していく上での日独の貢献を検証し、また、新型コロナウイルスが社会の様々な分野に及ぼした影響をジェンダーの側面から議論します。本会議は日独同時通訳をつけてウェブ開催いたします。
3月19日(金)
オンライン日独会議「Continuity and Change 10 Years after 3.11」
(東日本大震災から10年を経て――継続と変遷)
共催:現代日本社会科学学会(VSJF)およびドイツ日本研究所
2011年3月に起きた東日本大震災および福島第一原発事故から10年を経た今年、震災が日本の政治および社会にもたらした影響を考える日独会議を開催いたします。3部構成の本事業では、1.震災後の日本におけるエネルギー政策の変化および継続性、2.被災地における生活の状況、3.民間と国の共同事業に焦点を当てます。本会議は英語で開催します。
前号(163号の各地だより)で告知いたしました展覧会、コンサートなどの文化事業はいずれも開催が延期となりましたのでご了承ください。その他にも新型コロナウイルスの影響で事業が変更になることもありますので、ウェブサイト www.jdzb.de で最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。
Japanisch-Deutsches Zentrum Berlin
Saargemünder Strasse 2, 14195 Berlin
Tel.: 030-83907 0 Fax: 030-83907 220
URL: www.jdzb.de E-mail: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
ベルリン日独センター副事務総長 清田 とき子
ケルン日本文化会館
2021年2月~4月の催し物ご案内
ケルン日本文化会館は新型コロナウイルスの感染拡大とそれに伴う規制にしたがい、11月2日(月)から引き続き閉館中です。現在はオンライン事業及び完全予約制による本の貸出のみ行っています。
今後文化機関への規制が緩和され次第当館内での事業を再開予定でおりますが、 事業及び開館時間の前もってのご案内が困難な状況です。最新情報は随時当館HP www.jki.de にてご案内いたしますので同ウェブサイトをご確認くださいますよう、お願い申し上げます。
「日本語講座【有料】」
国際交流基金による日本語教授法のメソッドを生かした、非母語話者を対象とした日本語講座。土曜日にも受講することができます。当面の間、全講座オンラインで実施します。
≪本コース≫ 2021年春夏コースの受講申込期間は、3月1日(月)から
3月9日(火)までです。
≪オンライン日本語しゃべりーれん≫【土曜日14:00-16:00】
ドイツの日本語学習者と日本語で話すことに関心のある日本人ボランティアを募集しております。
3月13日、4月10日
オンライン日本映画祭(JFF Plus: Online Festival)
2020年に公開された新作から、八代健志監督による珠玉のストップモーションアニメ、周防正行監督『舞妓はレディ』などのコメディ、小津安二郎監督『お茶漬の味』に至るまで、新旧多ジャンルの日本映画を合計30作品ドイツで配信します。2021年2月26日から3月7日まで、毎日3本ずつ配信します。映画閲覧は無料で、以下の映画祭Webサイトから登録・ご覧ください。
https://watch.jff.jpf.go.jp/
オンライン配信のご案内
11月及び12月にオンラインで実施した以下の催しの当日の様子は、当館Youtubeチャンネルに近日アップロードされる予定です。
https://www.youtube.com/channel/UCVh88d9Q7uH5nLoWQUJ519g
コロナ禍における心理的な影響-「新しい日常をめぐる日独対話」シリーズ
「新しい日常をめぐる日独対話」シリーズの2020年11月28日に筑波大学斎藤環教授及びコンスタンツ大学ギセラ・トロムスドルフ名誉教授をオンラインでお招きし、日独両国の新型コロナウイルス感染症対策及びその心理的な影響についてお話しいただきました。
岡田利規ワークショップ 「想像が振り付ける」
いまドイツで最も活躍している日本人演劇作家・小説家である岡田利規によるワークショップの模様を全10回シリーズで配信します。想像にコレオグラファーとなってもらうことで、重層的で豊かなパフォーマンスを実現するための方法を紹介します。
コロナ時代の演劇-「新しい日常をめぐる日独対話」シリーズ
2020年12月12日に岡田利規による講演会「上演の場で生起するフィクションという現象、としての演劇」を実施しました。講演後、新しい日常をめぐる日独対話シリーズの一環で、コロナ禍及びその後における日独の演劇について、トリーア大学アンドレアス・レーゲルスベルガー教授とお話しいただきました。対話にはマルティネ・デネヴァルト(Festival Theaterformen)、ユリアン・コーイマン(Festival Culturescapes)も参加しました。
Japanisches Kulturinstitut(The Japan Foundation)
Universitätsstraße 98, 50674 Köln
T: 0221-9405580//F:0221-9405589//www.jki.de//このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
国際交流基金ケルン日本文化会館 事務局長 大久保 和正