総領事館から

NRW州議会における対日友好議員連盟

2022年11月15日、ノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州議会で対日友好議員連盟の設立会合が開催され、河原総領事が出席し挨拶を行いました。

この議員連盟は、前会期中にアンゲラ・フライムート議員が会長となる形で設立されたもので、2022年5月のNRW州議会選挙を経て開会した第18会期州議会においても設立されました。今会期は、アンゲラ・エルヴィン議員(以下写真の最前列右から2人目)が会長を務め、約30名の議員が参加を表明しています。

河原総領事からは、「日本とNRW州は、デュッセルドルフの日本人コミュティを中心として強い絆で結ばれているが、国際社会が多くの課題を抱える中で、まだまだ関係を強化していく余地がある、これだけの多くの議員が日本に特別な関心を示してくれたことは大変喜ばしく、訪日実現を含む、今会期中の活動に対して総領事館としての協力を惜しまない」旨を述べ、今後の日独関係のさらなる発展に期待を表明しました。

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第16回デュッセルドルフ日本映画週間

1月5日から2月4日まで、在デュッセルドルフ総領事館、ケルン日本文化会館、デュッセルドルフ映画博物館の共催にて、第16回デュッセルドルフ日本映画週間を開催しました。

1月5日に開催したオープニングイベントでは、河原総領事が、今回はコロナ規制なしの上映ができることを喜ぶと共に、日本の文化や社会を海外に紹介する上で、映画が重要な役割を果たしている旨の開催挨拶を行いました。また、スポンサー企業との写真撮影を行い、周防正行監督の『カツベン!』を上映しました。

また、デュッセルドルフ映画博物館は、長年にわたる日本とドイツの相互理解の促進に寄与した功績が認められ、外務大臣表彰を授与されることが昨年8月4日に発表されました。1月下旬に表彰式が行われる予定です(本稿執筆時点)。同館は2007年より当館との共催で例年映画週間を開催しており、映画を通じた日本文化の紹介、対日理解促進に貢献されていることに改めて感謝いたします。

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映画週間主催者とスポンサー企業関係者

 

安全対策セミナーが開催されました

昨年11月18日、日本外務省の実施する「在外安全対策セミナー」がデュッセルドルフ市内において開催されました。 安全対策につきましては、本誌別項でも記載がありますので、重複を避けつつ、皆様の関心が高いその他項目について以下記載します。

○サイバー攻撃対策
攻撃を行う主体としては、国家が関与するケース、サイバー犯罪グループによるケース、悪意あるハッカーが個人レベルで行うケースが考えられる。攻撃例としては、ランサムウェア、サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃、テレワーク環境を狙う攻撃、メールの盗み見、ウクライナ侵攻に伴う重要インフラ等を狙ったサイバー攻撃等がある。簡単だが重要な対策は、メールの添付ファイルやURLを不用意に開かないこと。パスワード、アクセス権限等の認証強化。

○インフラ停止等非常事態対策。
サイバー攻撃等による電力・水道等インフラ停止に対する備えも、基本的には大規模自然災害に対する備えと同様。飲料水、非常食、予備電池、ろうそく・ライター・マッチ・懐中電灯、常備薬等を1週間分程度用意。 電話(携帯電話を含む)が使用できなくなった時に備え、安否確認などのために社内連絡手段を検討しておく(口頭やメモ書きによる伝達方法の整理や携帯無線等)。

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家庭内の問題を日本語で相談できる「CHANCE」プロジェクト2周年

2021年1月に、DV・性暴力などの被害に遭われている方や家庭内の問題を抱えている方(主に日本女性対象)が、ドイツに居ながら日本語で相談することができるように、当館とfrauenberatungsstelle dusseldorf e.V.(デュッセルドルフ女性相談センター)が委託契約を結んで開始した「CHANCE」プロジェクトが、本年1月に2周年を迎えました。

長年日本国内で、臨床心理士及び公認心理師として地方自治体やNGOにおいて活躍した実績のある相談員が対応してくれます。

対面及び電話による相談窓口開設は週3回(水・木・金)で、メール(下記メールアドレス)への相談は随時受け付けています。昨年12月末までに140人近くの相談者から対面・電話・メール等で相談を受け、延べ746セッションのカウンセリングを実施しました。 身体的暴力がない場合、自分でもDVを気づかないこともありますが、相手に支配されていると感じる、安心感がない、家族と居ても孤独を感じる、子どもを連れて日本に帰りたい、といった気持ちをずっと感じている様であれば、一度相談してみてはいかがでしょうか。また、周りにそのような悩みを抱える方がいらっしゃれば、CHANCEの存在をぜひ教えてあげてください。

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